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書評って、本のレビューのようなものだよね。
それがどうして、文章力の向上に繋がるの?
文章力向上のためには、インプットとアウトプットの両方が必要なんだ。
つまり、「文章を読むこと」と「文章を書くこと」だね。書評を書くとこの2つを同時に満たすことができるんだよ。
本を読む行為そのものが、文章力の向上に繋がります。
文章が上手くなりたかったら、文章をたくさん吸収するのがいいということですね。
さらに文章力を高めたかったら、吸収した直後の脳が高まっている状態で、書評を書いてみましょう。
書評とは、本の内容を紹介し、そこに自分の感想や評価を加えたものだよ。
もし本を読んだら、短い文章でもいいから書評を書くことを習慣付けてみよう。
うーん。でも大変そう…
じゃあ、短い時間で簡単に書評を書く方法を紹介しよう。
今回紹介する方法を使えば、短い時間で効率的にアウトプットできるよ。
本記事で紹介する方法を使えば、短い時間で簡単に書評記事を書くことができます。
本を読んだら、書評を書くことを習慣づけるべきです。
文章力向上の目的以外にも、ブログやnoteに書評文を蓄積することで、それがライター・編集者としてのポートフォリオになります。
転職や仕事獲得の際に役立つので、ぜひ書評を書く習慣をつけてください。
Amazonのレビューに書き込むのもいいかもしれないね!
「読者に喜ばれる書評」とは、次の4つの条件を満たしている書評です。
- 筆者の視点で、その本の面白いポイント(もしくはよくないポイント)を語っている
- その本の内容や方向性がわかる
- ネタバレなし(どうしてもネタバレしたいときは、必ず注意書きを入れる)
- 書評を読み終わったのち、読者が自分の目でその本を確認したくなるような文章にする
書評は、言うなればレビュー記事です。
レビュー記事は、商品を買う前に読まれるのが一般的です。しかし、ときには読了後に他の人の感想を読みたくて書評を探す人もいます。
そういったニーズもあるので、必ずしも禁止というわけではありませんが、ネタバレは含めないのが一般的です。
書評の内容にネタバレを含める場合は、文章の最初などに※ネタバレ注意!と大きな文字で書くなど、読者に配慮した警告文を入れておきましょう。
短い時間でサクッと書ける「時短書評」を書くために次のものを準備してください。
紙の本の場合……付箋(ポストイット)
電子書籍の場合…Kindle端末
理由はあとで説明するけど、より短時間で書評を仕上げようと思ったら、本はKindleで読むのがおすすめだよ。
書評を書くために必要なことは1つだけ。
それは、書評を書くことを意識して本を読むことだよ。
本を読んでいる段階から「ここは書評に書こう」と意識しながら読むことが大事です。
そうすれば、一冊読み終わった頃には、大体頭の中で書評の流れができているはずです。
書評に書くことを考えながら読書するって……
難しそうだな
そんなことないよ。
実際にやることは、すごく簡単。「ここを書評に書きたい!」と思ったところに付箋をつけるだけなんだ。
本を読むときは、書評を書くことを意識しながら読みます。
読んでいる途中に「ここは書評に書きたい」と思ったトピックを見つけたら、付箋をつけていきましょう。
本を読み終わったときには、たくさんの付箋がついているはずだよ。
書評を書くときは、この付箋の部分だけを開いていって、前から順に自分の意見を書いていくんだ。
この読み方をすれば、「何から書こう」と悩むことがなくなるよ。
じゃあ早速、書評を書いていこう。
書評には決まった雛形(テンプレート)はないけど、最初は、次のような構成で書くといいよ
- 導入文(本と著者名の正式名称を入れる)
- 付箋がついた箇所を引用しながら、自分の意見を入れる
- 全体的な感想と締めの言葉
1つずつ見ていこう
まずは、書評の導入文を書きます。ここでは、書籍と著者名の正式名称を必ず入れるようにしましょう。
特にネット記事の場合、検索されることを想定しなければいけません。正式名称でなければ検索にヒットしないので、誤字脱字には気をつけましょう。
長い英語のタイトルとかだったら、間違っちゃいそう…
間違ってはいけない正式名称などは、手打ちしないことでミスを防げるよ。
出版社の公式サイトやAmazonの商品ページから、書籍タイトルと著者名をコピペしよう。
書評に限らず、名称の打ち間違いを防ぐためには公式からのコピペがおすすめだよ。
書評のメインだね。
付箋のついているページを前から開いていって、1つずつ言及していこう。
付箋のついているページを前から開いていきましょう。読者に伝えたいと思った箇所は引用して、その下に自分の意見を書きます。
▼「引用して言及」の例
本からの引用文・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
引用文についての意見・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本からの引用文・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
引用文についての意見・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このように、引用してそれに言及していくだけで、簡単に書評記事ができるはずだよ。
章ごとに見出しを変えていくことで、話題を変えることができる。
メリハリをつけながら、言及していこう。
引用って、どこまでしていいの? 盗用にならない?
引用のルールにしたがって正しく引用すれば、盗用にはならないよ。
引用のルール
書籍から文章を引用するときは、以下のルールを守りましょう。
- 引用した箇所は、囲みをつけたり斜体にしたりして、本文とは違うことがひと目でわかるようにする
- 引用した書籍の名称(出典)を記事の中に入れる
- 引用文の文章を加工しない
- 意味のある引用でなければいけない
- 自分の文章が「主」で引用文が「従」の関係でないといけない
「主」と「従」の関係ってどういうこと?
コンテンツの中で、メインとなるものが「主」。
今回の場合、自分の言葉で書く本の批評がメインコンテンツであり「主」でなければならない。
引用文はあくまでその補足のために必要だから使っているという関係は維持しなければならないんだ。
だから、引用文の分量が多すぎたり、必要ない引用をしたりしてはいけない。
ちゃんと目的がある引用をしなければいけないんだ。
「書評を書く」という目的のために必要であれば、引用は問題ありません。
ただし、あくまで引用文が「従」でなければいけないので、大量に引用して一言「ここが面白かった」と書くような方法ではいけません。
引用文より書評文の量が多いのが、普通の形です。また、ネタバレや、本の根幹に触れるような箇所は引用しない方が良いでしょう。
これから本を読む人に「チラ見せ」するくらいの匙加減を心がけてください。
意味のない引用はやめようね。
引用文で文字数を稼ぐなんてことはもってのほか。
絶対やめよう。
最後は、全体的な感想を添えて終ろう。
締めの言葉には次のような要素を入れるといいよ。
- 書籍をおすすめしたい人(◯◯な人におすすめ)
- 読み終わって感じたこと
- 一番好きだった箇所(具体的な内容ではなく、ふんわりと)
この形だったら、短時間で簡単に書評が書けそう!
慣れてきたら、本を読み終わった時点で書評文のイメージが固まるようになるよ。
紙の本に付箋を貼る方法もいいけど、Kindleを使うともっと時間短縮できるよ!
紙の本から引用する場合、付箋を貼ったページにある文章を、パソコンで手打ちしなければいけません。
面倒に感じる人は、Kindleを使ってみましょう。
Kindleには、文章にマーカーを引く機能があります。マーカーを引いた文章は、パソコンから確認できるので、コピペで簡単に引用することができます。
① Kindleで引用したい箇所にマーカーを引く
② パソコンで Kindleのメモとハイライト確認ページにアクセスする。引用文をコピペできる。
補足 Kindle端末からメールなどを使ってエクスポートすることも可能です。
Kindleを使って引用したら、コピペで引用文を使えるんだ!
とっても簡単だね!
そうなんだ。
Kindleを使うと、さらに簡単に書評を書くことができるから、オススメだよ。
電子書籍の種類が、文字選択できないタイプ(固定レイアウト)の場合、文字にマーカーを引くことができません。
\お風呂で読書できる防水Kindle/
本を読んでインプットしたら、アウトプットもセットで行うことをおすすめします。
慣れたら30分以内に書評記事を書けるようになるはずです。書評記事はブログやnoteにまとめて、自分のポートフォリオにしましょう!